Music for Youプロジェクト
東日本大震災から2ヶ月後、宮西 希の音楽活動を応援して頂き
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<活動内容・目的>
『Kotist宮西 希』が被災地に赴き避難所・仮設住宅等にて演奏をするなど、直接音楽を届けること、また、音楽に関する支援物資(現時点ではCD)も同時に届けることを活動内容とし「音楽の力によって人々の心の支援をしてゆくこと」を目的とします。
活動内容を『宮西 希』オフィシャルサイト、ブログ、ライブ、メディア等で広くお知らせさせて頂くと同時に、毎回の避難所訪問にかかる経費の支援をお願いし、それにより活動
させていただきます。また、必要に応じて支援物資なども募集をいたします。
活動予定・活動報告につきましてはこちらのページ、もしくはブログをご覧頂けますよう
お願い申し上げます。
また「宮西 希」に来て欲しい!というご要望はこちらからお送り下さい。
このプロジェクトに関しては、もちろん演奏はノーギャランティーで伺います。
< 名称 >
「You」は避難所や仮設住宅で聞いてくださる方々という意味で複数形でもありますが
もちろん1人称の「あなた」という意味でもあります。
「たった1人でも聴いて下さる方がいるのなら、そこに音楽を届けよう!」という主旨から「Music for You」というプロジェク名がつきました。
ゆくゆくは、病院に長期入院している子ども達を訪問してのコンサートなど、様々な形で、音楽の力によって人々の心の支援をしてゆく活動も、このプロジェクトに含めてゆけたらと考えています。
<支援金>
お預かりした支援金は「Music for You プロジェクト」として活動する際の交通費・経費として大切に使わせていただきます。(他のグループと一緒に活動する際にも、かかる経費を折半した宮西分を支援金の中から使わせていただきます)
また、被災者の方々から直接伺った欲しいもの・困っているものをお届けする際にも、
支援金の中から使わせていただきます。
1度にたくさんではなく、少額で長く何年にも渡ってご支援頂ければ嬉しいです。
ご協力の際は以下につきましてご注意・ご了承をお願い申し上げます
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<振込先口座>
三井住友銀行 春日部支店 普通7537593 「Music for Youプロジェクト」
ゆうちょ銀行 記号10260 番号74637221 「Music for Youプロジェクト」
<事務局>
フェアプレイ・レコーズ合同会社
〒153-0042 東京都目黒区大橋1-7-5
TEL 03−6416−1540
info☆fairplay-records.com
(メール送信の際は、☆をアットマークに変えて下さい)
<立ち上げメンバー>
宮西 希、勝二 裕之、輿石 信男、高橋 文明、平山 由紀、石井 怜
FM OKAYAMA・DJ牛嶋 俊明、ラジオ関西パーソナリティ・池田 奈月
FM-yokohama「tre-sen」DJ・光邦、ライブハウス都雅都雅・広瀬ひろゆき
楽譜出版社・有限会社ミュージックランド、Fair Play Records
BASARA・野口 勝美、岩手県釜石市正福寺・須藤 公文、須藤 ワカ
須藤 寛人、佐藤 宏也、佐藤 結佳、佐藤 萌子、金崎 紘輔、金崎 絢子
山口 智史、内藤 雅光、浜崎 賢太、杉原 朝子、河崎 健一、河崎 まゆみ
〜宮西 希からのメッセージ〜 2011年3月11日、この日をきっかけに人生が変わり、生きる意味をしっかりと見つめ直すことになった方は大勢いらっしゃるでしょう。 震災から約1ヶ月後、まだインフラも整備されていない時期、たくさんの自衛隊車両、電気工事車両、新しい電信柱たちを載せたトラックたちと一緒に、私もことじろう(箏)を連れて岩手県釜石市に入りました。 行くと決心するまでもたくさんのことを考え、やっと意を決して現地に入った後も「生きるのに精一杯」という方々ばかリの中、本当に自分がここに来たことは意味があるのだろうか、こんな状況において本当に音を奏でていいのだろうか、そのことが一体何の役に立つのだろう…たくさん自問自答し続けました。 まだあの頃の避難所は、毎日毎日遺体が見つかり、でも石油不足で火葬がすぐにはできない、それにまだあと家族が何人見つかっていない…という頃で、人の気持ちもとても混乱していました。 また、着の身着のままで取りあえず逃げて来た避難所は、プライベートの空間が全くなくて「泣く」ということすらできない状態でした。 ある避難所でライブをした時、子どもの付き添いという感じの女性が、とても厳しく鋭い顔で座っていらっしゃいました。子どもの付き添いで来ているのであって本当はこんなの聞きたくない、とか、こんな時に音楽なんて!と思ってるのかな…と、わたしもとても気になっていましたが、他にもたくさんの方が聴いて下さっているので、そのまま演奏を進めていきました。 終了後、その女性がボロボロ泣きながらやってきて、「自分は全て失って、何もかもどうしていいか分からなくて、イライラしっぱなしで…。子どもにもあたってしまっていたのだけど、今日音楽を聴いて、やっとガチガチになっていた気持ちが動いた・・・穏やかになりました。やっと泣けた…」 そう言って、何度も何度もお礼を言ってくれました。前の日に、震災後初めて買い物したという小さな卓上カレンダーを持ってきて、これしか今の自分には持ち物がないから、これにサインを欲しいと、泣きながら言ってくれた彼女は、とってもやわらかな穏やかな表情で、別人としか思えない程の変わりようでした。避難所の玄関まで子どもを連れて送ってくれた彼女は、すっかりやさしいママの顔になっていました。 私も音楽に、本当にここまで力のあるものだとは思いませんでした。 そして、人の心を動かすことができる喜びも感じると同時に、食料が体の栄養分になるように、医療が体をケアしたり治療してくれるように、音楽が心の栄養分になるのなら、心をラクにすることが音楽の効能であるのなら、それは音を奏でている人間にとって、とっても大切な役割なのではないかとあらためて感じました。 言葉にできない想い、言葉にしない方が伝わるキモチ、音はそれを確かに伝えてくれます。それを、伺う先々で私も何度も経験しました。 そして、どれだけ被災地・被災者に心を向けていても、実際には行くことができない方々もたくさんいらっしゃいます。でもこれは「役割分担」という、ただそれだけのことだと私は思っています。 子どもを育てる役割、社会をまわす役割、人のため・世の中の為に動いている方々は、被災地だけでなく日本中にたくさんたくさんいらっしゃいます。それぞれが、自分のできることを一生懸命やっている中、たまたま私は自由に動ける身であり、箏を通じて、音楽を通じて優しい時間を届けることができるのなら、それを一生懸命心を込めてやっていこうと考えています。 この度、この活動を支援して下さるというお申し出を頂いて、私の音楽を聴いて下さっている方々のあたたかさ、やさしさに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。こうして音楽を通じて繋がったご縁を、だんだん大きな輪にしてゆけたらと願っています。 この震災からの復興・復活は、とてもとても長くかかると思います。ともすれば、時間の経過とともに震災のことを、一瞬忘れてしまう人たちが多くなってきてしまうかもしれません。 でも、私が被災地に音楽を届ける活動を、皆さんのご支援のもと、細々とでも長く続けることで、 そしてそれをブログなどを通して皆さんにご覧頂くことで、常に心に留めておいていただけると嬉しいです。 そして、一時的ではなく、長く長く、数年に渡ってご支援いただけることを心よりお願い申し上げます。 Kotist 宮西 希 |
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< 収支報告 >
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